健康で快適な冬を実現する!ヒートショック予防のための住宅づくり
2025.02.10

“ヒートショック”という言葉を最近よく耳にする方も多いのではないでしょうか?
特に冬場に多発し、高齢者を中心に命に関わるケースもあるこの現象。
実は、住宅の工夫や対策次第で大きく防ぐことができます。
今回は、ヒートショックとは何か、そして、岡山県のタカ建築は、ヒートショックの危険性を知り実際に配慮した「寒暖差のない住宅」をご提案いたします。これは、暖房機能や高断熱・高気密を駆使したしっかりとした対策により、実現される住宅です。
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす現象のことです。例えば、暖かいリビングから寒い浴室やトイレに移動した際、急な冷気によって血圧が急上昇。その後、熱いお湯につかることで血圧が急降下し、体に大きな負担がかかります。
特に高齢者は血圧変動への耐性が弱く、冬場における入浴中の事故の多くがヒートショックによるものとされています。
厚生労働省の統計によると、年間約19,000人が入浴中の事故で亡くなっており、その多くはヒートショックが原因と考えられています。こうした事故を防ぐためには、住宅の温度差をなくし、暖かさを保つことが重要です。
ヒートショック予防に適した住宅のポイント
高断熱・高気密住宅の採用

ヒートショック予防の基本は、家全体の温度差を減らすことです。そのために必要なのが「高断熱・高気密住宅」です。
- 高断熱: 壁や天井、床、窓に断熱材や高性能サッシを使用し、外気温の影響を受けにくくします。
- 高気密: 隙間を極力減らすことで、暖房の熱を逃さず、家全体を均一に暖かく保ちます。また、換気システムには熱交換型を導入し、空気を入れ替えながら室温を維持する仕組みを整えると良いでしょう。
特に窓は熱が逃げやすいポイントですので、断熱性能の高いペアガラスやトリプルガラスを採用すると効果的です。
タカ建築ではSW工法により高い基準で高断熱・高気密を実現いたします。


スーパーウォールの外張り断熱のみ
断熱性能Ua値
0.43w/m2・k

スーパーウォールの外張り断熱
+壁のなかの充填断熱で高性能グラスウール16k100㎜を使用した場合
断熱性能Ua値
0.36w/m2・k
※断熱性能を表す数値であるUA値(外皮平均熱貫流率)
住宅の断熱性を評価する際に用いられる指標です。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを示します。
1~2地域:UA値0.4以下
3~4地域:UA値0.5以下
5~8地域:UA値0.6以下

出典:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html
UA値が低い高断熱住宅には、夏も冬も一年中快適で、光熱費も安くなる
熱中症やヒートショックのリスクが減り、安心して暮らせる
結露やカビが無くなり、家が長持ちするというメリットがあります。
暖房設備の工夫
高断熱・高気密住宅をベースに、各部屋の温度を一定に保つための暖房設備も重要です。
- 浴室暖房乾燥機 浴室には「浴室暖房乾燥機」を設置し、入浴前に浴室を温めておくと急激な温度変化を防げます。最近では、天井に設置できる省エネ型の製品も増えています。
- 床暖房 足元から暖める床暖房は、ヒートショック予防に最適です。冷えやすい脱衣所やトイレにも設置することで、家中を暖かく保てます。
- 全館暖房システムの採用 家全体の温度を均一に保つ全館暖房は、温度差を減らす効果があります。
間取りの工夫

間取りもヒートショック予防において重要なポイントです。
- 脱衣所と浴室を暖かいリビングに隣接させる リビングの暖かさを活用し、温度差を減らします。
- 廊下を減らした設計 温かい部屋から寒い廊下に出ることでヒートショックが発生しやすくなります。廊下を極力減らす間取りにすることで、温度差のリスクを低減できます。
- 家事動線の短縮 家全体を暖めるためにも、効率的な家事動線を考えた設計が必要です。温かい空間を中心に家族が集まるような間取りがおすすめです。
- 段差のない設計 バリアフリー設計を採用することで、ヒートショックによる立ちくらみや転倒のリスクを軽減します。
トイレ・脱衣所の暖房
トイレや脱衣所はリビングと比べて温度が低くなりやすい場所です。電気ヒーターやパネルヒーターを設置することで、これらの空間を暖かく保ち、温度差をなくします。
近年では、トイレ専用の小型暖房機も多く販売されており、簡単に導入できます。
温度管理と換気システム
室内の温度差を抑えるためには、適切な温度管理が必要です。
- 24時間換気システム 熱交換型の換気システムを利用することで、室内の温度を保ちながら新鮮な空気を取り入れられます。
- 温度センサー付き暖房器具の活用 室温を自動的に調整できるエアコンや暖房器具を設置し、快適な温度を維持します。
入浴設備の工夫
浴室でのヒートショックを予防するために、以下の設備や習慣を取り入れましょう。
- 高断熱浴槽の導入 保温性能の高い浴槽を採用することで、お湯の温度を長時間維持できます。
- 浴室の保温 入浴前に浴室や脱衣所を暖房で暖めておくことが大切です。
タカ建築のヒートショック予防住宅

私たちタカ建築では、お客様の健康と安全を第一に考えた住宅づくりを行っています。
- 高断熱・高気密仕様の採用: 高性能断熱材や樹脂サッシを標準仕様としており、冬でも暖かい室内環境を実現します。
- 温度差ゼロの設計: 脱衣所やトイレなど温度差が生じやすい場所にも暖房設備を提案し、快適な生活空間をご提供します。
- お客様に合わせたプラン提案: 家族構成やライフスタイルに合わせた間取りや設備をご提案し、温かく安心な暮らしをサポートします。
まとめ
ヒートショックは、住宅の温度差を少なくすることで予防が可能です。高断熱・高気密住宅、暖房設備、間取りの工夫によって、ご家族の健康と安全を守ることができます。
タカ建築では、ヒートショックのリスクを軽減するための住宅づくりを行い、皆様が安心して暮らせる住まいをご提案いたします。
冬の事故を未然に防ぎ、快適な生活を実現するためにも、ぜひ一度ご相談ください。
皆様の健康で温かな暮らしを、タカ建築が全力でサポートいたします。